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感想文4~ICO-霧の城-
宮部みゆき ICO-霧の城- 講談社 2004

 頭に角の生えた生贄の少年。鋼鉄の檻で眠る囚われの少女。二人が運命を変えることを「霧の城」は許さない―。同名コンピュータゲームに触発された著者が、その物語世界をノベライズした作品。
 
 私はゲームをしてませんが、世界観はまあ伝わってきました。説明的でしたが、そこは仕方ないとして。
 ゲームとは全く違うらしいですが、それもやってないのでどうとも言えず。ただ、これがゲームだったら絶対売れないとは思います。だって、ダルイだけだし。
 
 何がダルイか個人的に考察してみた。

 まずもって、キャラが嫌いだ(超個人的)
 イコが悩んで真実を知って成長していく、というのを書きたかったのかもしれないけど、書ききれてない。中途半端。成長したのかよくわからない。
 こういうのは、あさのあつこさんの方がうまいと思う。「NO.6」読んで勉強してください(勝手なことを言ってみる)
 で、ヨルダ。
 鬱陶しい。彼女がどうこう言うのではなくて、彼女の回想が書かれている章がひたすら鬱陶しいので、結局彼女を好きになれなかった。せっかく鳥かごに囚われていた姫君なんてオイシイ役もらってるのに、なんだこの魅力のなさは…! 逆にビックリ。こんな奴助けたくな…
 そもそも二人の仲が微妙。ヒロインを守りきれてない主人公ってどうなんだ。別に恋愛なんて期待してないけど、守るなら守り通してやれっての。なんか石にされてんじゃん!!
 …終わる。

 次に、話の流れ。
 回想が多すぎる。そういうゲームなんでしょうか。もしそうなら、ノベライズに向いてない。書き方によっては…と思わないこともないけど、どちらにしろ読み進まないのは間違いない。
 静かな雰囲気はわかるんですが、それが停滞を感じさせるので気が短い人は苛々する筈。ヨルダと手を繋ぐ度に過去の風景が頭の中に流れ込んでくる…ゲーム画面なら綺麗かもしれない。文章だと鬱陶しいだけだった。残念。

 で、総合的に。
 宮部さん、ファンタジー向いてないんじゃ…なんて。「ブレイブストーリー」を途中で諦めた私は、ついついそう思ってしまった次第です。でも、「ドリームバスター」は普通に読めたんですが。
 「誰か」は除外させてもらうとして、宮部さんは推理小説ならキレがあると感じるんですが、どうもこう…ファンタジー好きを擽るものがないと言いますか。人心掌握ができてないと言いますか…。
 文章も構成も心理描写もゲームの解釈も、この話にはかみ合ってない気がします。…私これでも宮部みゆきファン…。


 結局。本にするほどでもなかったんじゃ、となんとなく思います。でも、これ読んで本家のゲームをやりたくなった、とか、お陰でゲームの素晴らしさが改めてわかった、とか。そういう二次的な恩恵はあるかもしれない。
 いやー…ひたすら褒めてない、な…。
 好きだって言っている人もいるんだから、良いところだってあるんでしょうけど…あれです。
 肌に合わなかった。
 これに尽きます。
 本当のシナリオが知りたいので、ゲームがしたくなりました(思惑通り?)
 完。
 
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( 2005.06.21 ) ( ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
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